柏洋通信Vol.1

【2016(平成28)年4月1日 第一回色替えが完了しました】

当社は昨年11月に溶解炉の改修工事を行いました。
それを契機に、従来茶(茶色)製品と白(透明)製品をそれぞれ別々の溶解炉で 生産してきた二窯体制から、茶製品と白製品を一つの溶解炉で交互に生産する一窯体制に改めました。
合理化を徹底してコストを抑えるとともに、エネルギー効率を極限まで追及 すると、必然的に今回の一窯体制に行きつきました。

2月9日の23時より白から茶への色替えが始まりました。
溶解炉に投入する原料を透明ガラス用から茶色ガラス用へと徐々に変更しながら、溶解炉の中のガラス素地(溶けたガラス)を、透明から茶色に入れ替えていきます。
透明ガラスと茶色のガラスは正反対の性質を持っていることから、急激に原料を入れ替えると、透明ガラスと茶色のガラスが化学反応を起し、大量の 気泡が発生する危険性があります。ですから、原料を8段階に分けて調合し、ガラスの状態を注視しながら慎重に投入していきます。

色味は透明から淡いグリーンへ、さらに濃いグリーンへと変わり、スタートから5日目の15日に、無事美しいゴールデンアンバー(琥珀色)になりました。
その間、光の透過する量やガラスの比重を逐次チェックし、確実に茶色のガラス変わったことを確認する作業も続けられました。

2月15日の午後からまず1ライン、翌日の16日にもう1ライン、そして17日に最後のラインが稼働し、全3ラインの生産が再開されました。
色替えは当社にとって初めての経験でしたが、多方面の方々からご支援、ご協力をいただき、ほぼ計画通りに進めることができたと考えています。

お客様により信頼していただくために、色替え技術の確立に努めて参ります。

代表取締役社長
七島 徹

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◆ガラスは透明から淡いグリーンに、そして濃いグリーンから茶色へと変わる。
中間色のガラスは一部カレット(原料)として溶解炉に戻る。


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◆色替えスタートから5日目で試験分析を行い、合格判定の後生産を再開した。