柏洋通信Vol.42

【第13回ガラスびんアワード授賞式に出席しました。】(3/20)

421.JPG


 3月16日に開催された第13回ガラスびんアワードの授賞式に行ってきました。
 今回も審査委員長にはイラストレーター、作家、映画俳優と多彩な分野で活躍されているリリー・フランキーさん、 審査委員にはフリーアナウンサーの富永美樹さんが当たられました。
 授賞式に先立ち、日本ガラスびん協会山村会長からご挨拶がありました。
 その中で今回エントリーされた245アイテム(335本)は、昨年を上回る本アワードの新記録とのこと。
 また、今までエントリーはガラスびんメーカーの推薦が中心だったものが、まだ数は少ないものの、 ボトラーからの自主的な応募が増えてきているという、うれしい報告もありました。
 本アワードの認知度も、回数を重ねるごとに確実に上がっていることがうかがわれます。
 今回は審査基準が大幅に刷新されたことにも注目です。
 ガラスびんに求められるものも、時代とともに微妙に変化することから、 機能、環境、デザイン面に加え、トレンドやライフスタイルなども考慮した、より多彩な観点から評価することになりました。
 アワード並びに受賞作品の詳細については、以下の日本ガラスびん協会のHPをご覧ください。(http://glassbottle.org/glassbottlenews/1049)

 私見ではありますが、今回のアワードでは、洗練されたオシャレな感覚やプレミアム感を訴求すると言う面で、 ガラスびんの持つ魅力が良く出た作品が多かったと感じています。
 全体的にシンプルな機能美が評価されたことも、「今の時代」を表しているのでしょう。
 受賞作品を眺めると、ガラスびんの「今」と「これから」の方向性が垣間見えたアワードだったと思います。
 が、一方でそれらが業界全体のセールスに結びついていかないところに、ジレンマを感じている自分がいます。
 我々ガラスびん業界とボトラーの意識、商品を扱うスーパーマーケットやコンビニエントストアなどの流通サイドの思惑、 はたまた消費者のニーズや嗜好との間に、齟齬をきたしているのではないかとも感じています。
 今回の受賞が全て大手製びんメーカーに集中したことにも、中小びんメーカーの経営者として危機感を持っています。
 様々な意味でガラスびん業界の現状や、柏洋硝子のアイデンティティとは何かを、改めて考えさせられたアワードでした。

代表取締役社長
七島 徹